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東海大病院 小線源放射線治療で誤照射の結果は [がん腫瘍関連]

東海大病院(神奈川県伊勢原市)は25日(2013年12月)、子宮頸(けい)がんなどの放射線治療で、患者約100人にがん以外の場所に誤って照射したことを発表したそうです。
☆それは大変なことです。その結果患者さんたちはどうなったのでしょうか。気になりました。

誤照射の結果
照射位置が約3センチずれた状態で放射線治療を行っていたため、膀胱(ぼうこう)に放射線が過剰に(約12~30シーベルト)照射されたり、
がんへの照射が約1割減少したりした可能性があるが、健康被害は確認されていないという。

何が3cmずれていたのか

放射性物質を体内に入れて行う「小線源治療」で、放射性物質を入れる位置が約3センチずれていたという。
治療では、細い管を子宮内などに入れ、ワイヤで直径2ミリ未満の放射性物質を管の先端に移動させるのだが、先端まで放射性物質が届いていなかった
ことが判明したのです。

今年(2013年)11月、治療機器の不具合があり点検したところ、放射性物質の位置のずれが判明したとのこと。

☆治療中に位置がわからないのでしょうか。不思議です。


ずれた原因は
外部委員も含めた調査委員会で原因を調べているが、位置の確認作業が不十分だった可能性を指摘する声もある。

☆なんだ位置は確認できるのですね。

使用した装置は
米・バリアンメディカルシステムズ社製で、体内に入れたカテーテル(管)から放射性物質を患部付近に送り込む仕組みだが、途中で止まって放射線が照射されたという。

誤照射された対象者
誤照射があったのは2007年5月から今年11月までに子宮頸がんや子宮体がんの治療を受けた30~89歳の女性。
同病院は全患者に連絡し、個別に説明するとしている。

☆隠さないで発表したのは評価できますね。追跡調査も必要でしょう。他の病院はどうなのでしょう。

(ソース:放射線治療で100人に誤照射 東海大病院で07年以降 朝日新聞デジタル 他 12月25日)

小線源治療とは
粒状の小さな線源(放射性物質)をがんの中に入れ、内部から放射線をあてる方法です。
できるだけたくさんの放射線をがんに照射し、周囲の正常組織にはできるだけ放射線をあてないことを目的としています。
用いられる放射性物質としては、セシウム、イリジウム、ヨード、リン、金などがあります

小線源治療は、あらかじめ小線源の通り道となる中空の管を留置する”腔内照射”か、中空の針をがん病巣を貫いて刺しておく”組織内照射”などに分けられます。
(大阪大学 放射線治療学講座より)

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