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HIV感染血液 患者2人に輸血  [感染症]

エイズウイルス(HIV)に感染した献血者の血液が、日本赤十字社の検査をすり抜け出荷され、患者2人に輸血されていたことが分かったそうです(2013年11月26日田村憲久厚生労働相の記者会見による)。

☆以前、エイズウイルスは感染してすぐには発見されないと聞いて心配していました。その後良い検査法が開発されたのだろうと思っていましたが、まだすり抜けることがあるとは。2004年に日赤が対策を強化して以降は初めてとはいえ、もっと強力な対策が必要ですね。

今回発見された経緯
今月行った検査で男性献血者の血液からHIVの抗体が検出された。
男性は今年2月にも献血していたため日赤が調べた結果、HIVの遺伝子が検出され、この血液が2人に輸血されたことが判明したのだ。

献血者の男性は、性的行動を尋ねる質問に事実と異なる回答をしており、厚労省は検査目的で献血した可能性が高いと言う。

☆この男性が2回目の献血をしなかったら、発見できなかったのでしょうか。それなら、2004年以降も知らずに輸血で感染した人がいるのではないかと疑わしくなります。
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空白期間(ウインドーピリオド)とは
HIV感染後約8週間は、ウイルスや抗体が微量で検査をすり抜ける期間のこと。
日赤は1999年、ウイルスの遺伝子を増幅させ感染を見つける検査を導入したが、2003年にすり抜けによる献血で患者がHIVに感染。
検査精度を上げるため、2004年に50人の血液を一括して検査する手法を改め、20人分に変更した。

今後 血液を一括して検査する手法を50人から20人に減らしたが、今回はそれでも見抜けなかったので、今後は1人分ずつ調べる方向で検討するとのこと。

☆検査目的で輸血する人は、問診ではうそを言うでしょうから、問診はあてにはならないですね。こういう人がいることは前提にして考えないといけません。モラルの低下は残念ですが。

(ソース:<HIV感染血液>「輸血は患者2人に」 厚労相が会見で 毎日新聞 11月26日)
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