風疹・麻疹混合ワクチン接種後に2人死亡 [感染症]
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今年(2013年)4月から6月に風疹と麻疹を混合したMRワクチンの予防接種後、2人が死亡、39人に脳脊髄炎などの
副反応が出ていたことが分かったそうです。
☆このニュースにびっくりしましたが、副作用を0%にすることは無理でしょうから、困りましたね。
◆MRワクチン接種後に死亡した2人について
1歳の男児と10歳代の男性が死亡。
1歳の男児は接種2日後に嘔吐と発熱の症状が見られ、4日後の朝に心肺停止状態で発見され、搬送先で死亡が確認された。
10歳代の男性も接種3日後に心肺停止状態で見つかったという。
いずれも死因やワクチンとの因果関係は不明とのこと。
◆4人がMRワクチン接種との因果関係あり
死亡を含めた副反応の計41人のうち21人が重篤例に分類され、重篤の4人がワクチン接種との因果関係があったと報告医が
評価した(厚生省の報告)。
急性散在性脳脊髄炎やアナフィラキシー様反応などの副反応があったという。
◆検討部会は 問題ないとの結論
厚労省は、症例の報告があった3か月間で、約138万回の接種があったと推計。
副反応数の報告率は、製造販売業者からが0.001%、
医療機関からが0.002%。
この報告について検討部会は、重症例のバックグランドの分母に大きな差が生じていないなどの理由を挙げ、
「問題はない」と結論付けたとのこと。
☆副反応(副作用)と風疹症候群への効果を考えて、副反応より風疹症候群への効果の方が大きいと考え、MRワクチン接種は
このまま続けるということです。ワクチン接種する人にはむずかしい選択ですね。
ワクチン接種後の症状に気を付けて、早期発見、早期治療をすることが最良の方法かと思います。
(ソース:医療介護CBニュース 9月12日(木)19時0分配信 )
★副反応である急性散在性脳脊髄炎やアナフィラキシー様反応について学ぶ
◆急性散在性脳脊髄炎ADEM とは(ウィキペディアより)
◇原因
1.感染性ADEM
麻疹、風疹、水痘、流行性耳下腺炎、インフルエンザなどのウイルス感染や、百日咳、猩紅熱、マイコプラズマなど
の感染後に発症する。感染から発症までの期間は2〜15日程度。
ウイルスや細菌による神経感染ではなく、アレルギー性ではないかと考えられている。
2.ワクチン接種後ADEM
狂犬病や痘瘡などの予防接種をうった時に、副反応として発症する。
抗原に対するアレルギー反応であると考えられている。
3.特発性ADEM
特に上記のようなことがないにもかかわらず発症する。原因は不明である。
☆急性散在性脳脊髄炎ADEMには、主に3つのタイプがあることが分かった。
今回のADEMは 2.ワクチン接種後ADEM が当てはまる。
◇ADEMの症状
発症直後は発熱、全身倦怠感、頭痛、悪心、嘔吐などがみられ、後になって神経症状がみられるようになる。
神経症状としては、髄膜刺激症状、片麻痺、失語、運動失調、四肢麻痺などが起きる。
重症例では昏睡などの意識障害に陥ることもあり、その場合は予後不良である。
◇ADEMの検査血算
軽度の白血球増多がみられることがある程度であり、特有な異常は示さない。
髄液
髄液圧の軽度亢進や、蛋白量、髄液細胞の増加がみられる。
MRI
白質に広範な病変が見られる。左右対称であることが多い。
◇ADEM 治療法
ステロイドパルスを行う。
ステロイドパルスとは、3日間、ふつうの量の10倍以上のステロイド薬を点滴するという方法。
短期間のため、 副作用は少なく、劇的な効果を得ることができる方法。
◆アナフィラキシー様反応(実用日本語表現辞典)
「アナフィラキシー症状」と呼ばれる呼吸困難をはじめとした諸症状のうち、
特異抗原や特異的IgE抗体が特定できていない症状のこと。
特異抗原や特異的IgE抗体が特定できている場合は、単にアナフィラキシー症状と言う。
◆アナフィラキシー(ウィキペディア)
抗原抗体反応の一。ある抗原で免疫を得た生体が,同じ抗原の再投与に対してショック症状などの過敏な反応を示すこと。
•多尿 •呼吸困難(呼吸促拍) 低血圧 •脳炎 •失神 •意識不明 •蕁麻疹 •紅潮
•嘔吐 •掻痒(かゆみ) •下痢 •腹痛 •不安
•血管性の浮腫(口唇、顔面、首、咽喉の腫脹):生命の危機を呈することがある
•流涙(血管性浮腫やストレスによる)
☆あまりにも症状が多くて、判断が付きかねると思われますが、少しでも普段と違うと思われたら、受診するべきでしょうね。
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今年(2013年)4月から6月に風疹と麻疹を混合したMRワクチンの予防接種後、2人が死亡、39人に脳脊髄炎などの
副反応が出ていたことが分かったそうです。
☆このニュースにびっくりしましたが、副作用を0%にすることは無理でしょうから、困りましたね。
◆MRワクチン接種後に死亡した2人について
1歳の男児と10歳代の男性が死亡。
1歳の男児は接種2日後に嘔吐と発熱の症状が見られ、4日後の朝に心肺停止状態で発見され、搬送先で死亡が確認された。
10歳代の男性も接種3日後に心肺停止状態で見つかったという。
いずれも死因やワクチンとの因果関係は不明とのこと。
◆4人がMRワクチン接種との因果関係あり
死亡を含めた副反応の計41人のうち21人が重篤例に分類され、重篤の4人がワクチン接種との因果関係があったと報告医が
評価した(厚生省の報告)。
急性散在性脳脊髄炎やアナフィラキシー様反応などの副反応があったという。
◆検討部会は 問題ないとの結論
厚労省は、症例の報告があった3か月間で、約138万回の接種があったと推計。
副反応数の報告率は、製造販売業者からが0.001%、
医療機関からが0.002%。
この報告について検討部会は、重症例のバックグランドの分母に大きな差が生じていないなどの理由を挙げ、
「問題はない」と結論付けたとのこと。
☆副反応(副作用)と風疹症候群への効果を考えて、副反応より風疹症候群への効果の方が大きいと考え、MRワクチン接種は
このまま続けるということです。ワクチン接種する人にはむずかしい選択ですね。
ワクチン接種後の症状に気を付けて、早期発見、早期治療をすることが最良の方法かと思います。
(ソース:医療介護CBニュース 9月12日(木)19時0分配信 )
★副反応である急性散在性脳脊髄炎やアナフィラキシー様反応について学ぶ
◆急性散在性脳脊髄炎ADEM とは(ウィキペディアより)
◇原因
1.感染性ADEM
麻疹、風疹、水痘、流行性耳下腺炎、インフルエンザなどのウイルス感染や、百日咳、猩紅熱、マイコプラズマなど
の感染後に発症する。感染から発症までの期間は2〜15日程度。
ウイルスや細菌による神経感染ではなく、アレルギー性ではないかと考えられている。
2.ワクチン接種後ADEM
狂犬病や痘瘡などの予防接種をうった時に、副反応として発症する。
抗原に対するアレルギー反応であると考えられている。
3.特発性ADEM
特に上記のようなことがないにもかかわらず発症する。原因は不明である。
☆急性散在性脳脊髄炎ADEMには、主に3つのタイプがあることが分かった。
今回のADEMは 2.ワクチン接種後ADEM が当てはまる。
◇ADEMの症状
発症直後は発熱、全身倦怠感、頭痛、悪心、嘔吐などがみられ、後になって神経症状がみられるようになる。
神経症状としては、髄膜刺激症状、片麻痺、失語、運動失調、四肢麻痺などが起きる。
重症例では昏睡などの意識障害に陥ることもあり、その場合は予後不良である。
◇ADEMの検査血算
軽度の白血球増多がみられることがある程度であり、特有な異常は示さない。
髄液
髄液圧の軽度亢進や、蛋白量、髄液細胞の増加がみられる。
MRI
白質に広範な病変が見られる。左右対称であることが多い。
◇ADEM 治療法
ステロイドパルスを行う。
ステロイドパルスとは、3日間、ふつうの量の10倍以上のステロイド薬を点滴するという方法。
短期間のため、 副作用は少なく、劇的な効果を得ることができる方法。
◆アナフィラキシー様反応(実用日本語表現辞典)
「アナフィラキシー症状」と呼ばれる呼吸困難をはじめとした諸症状のうち、
特異抗原や特異的IgE抗体が特定できていない症状のこと。
特異抗原や特異的IgE抗体が特定できている場合は、単にアナフィラキシー症状と言う。
◆アナフィラキシー(ウィキペディア)
抗原抗体反応の一。ある抗原で免疫を得た生体が,同じ抗原の再投与に対してショック症状などの過敏な反応を示すこと。
•多尿 •呼吸困難(呼吸促拍) 低血圧 •脳炎 •失神 •意識不明 •蕁麻疹 •紅潮
•嘔吐 •掻痒(かゆみ) •下痢 •腹痛 •不安
•血管性の浮腫(口唇、顔面、首、咽喉の腫脹):生命の危機を呈することがある
•流涙(血管性浮腫やストレスによる)
☆あまりにも症状が多くて、判断が付きかねると思われますが、少しでも普段と違うと思われたら、受診するべきでしょうね。
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