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雄になるか雌になるか、性決定の「鍵」になる酵素発見  [生命科学 医療研究]

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性決定に重要な役割を果たす酵素がマウスで見つかりました。
生殖器に関わる先天性疾患の原因解明につながる成果とのこと。



発見者
京都大ウイルス研究所の立花誠准教授や理化学研究所などのグループ。米科学誌サイエンスで2013年9月6日発表。

哺乳類の性
哺乳類の性は、胎児の性染色体の組み合わせで決まり、X型とY型だと雄、X型同士だと雌になる。
ただし、Y染色体にある性決定遺伝子(Sry)が十分に働かないと、Y染色体を持っていても雌として生まれる。
雌化のほかに肥満の特徴もあると立花誠准教。

☆へえーそうなんだ。生物では習わなかった気がするけど。

実験方法と結果

グループは、マウスの成体の精巣に多く存在する酵素(脱メチル化酵素)Jmjd1aに注目。

この酵素ができないマウスで実験すると、Y染色体を持って生まれた58匹のうち、33匹は卵巣のある雌になり、
14匹は生物学的に雌雄の判断ができなかった。

この結果により、脱メチル化酵素(Jmjd1a)が、折り畳まれた性決定遺伝子(Sry)の「留め金」をはずし、
働く状態にする役割があることを突き止めた。

今後の見通し
性染色体や生殖器、性ホルモンに関わる疾患(性分化疾患)はさまざまあるが、
「Y染色体を持つのに女性の生殖器を持つなどの生殖器の疾患に、この酵素の異常が関係している可能性がある」
と立花准教授はいう。(ソース:2013/9/06 11:31 【京都新聞】)

☆性にかかわる先天性疾患の原因の一つかも知れませんね。
性決定遺伝子(Sry)が Sorry(ごめんなさい)と言っているような気がしてなりません。


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