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23歳以上の男女は全員 風疹ワクチン接種を呼びかけ [感染症]

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今年は例年になく、過去最悪のペースで風疹が流行し、免疫のない妊婦が風疹に感染すると胎児がかかる可能性があると言われる先天性風疹症候群(CRS)が大問題になっています。

産婦人科 周産期医療の専門家で、 国立病院機構横浜医療センターの奥田美加(おくだみか) 部長は
「先天性風疹症候群(CRS)を減らすために先進国では風疹ワクチンの接種を徹底してきた。

日本も今、風疹撲滅を目指すべきです」。と「23歳以上の男女は全員 風疹ワクチン接種をするように」
呼びかけています。(日経ウーマンオンライン 2013年7月22日)


先天性風疹症候群(CRS)の原因
妊娠した女性(特に妊娠3カ月以内)が風疹にかかるとウイルスが胎児に感染し、発育に影響が出る可能性がある。

先天性風疹症候群(CRS)の3大症状と新生児の治療法

1.先天性心疾患 ⇒ 軽度の場合は自然治癒。そうでない場合は可能な時期に手術治療を行う。
2 白内障 ⇒ 手術が可能になった時期に、濁り部分を取り除く手術を行う。人工水晶体を使用することもある。
3 難聴 ⇒ 難聴の程度はさまざまで重い場合もある。治療法として、人工内耳が開発され、乳幼児にも応用されつつある。

☆これだけの治療法があるということは、最悪の場合でも救いがあるのですね。

先天性風疹症候群(CRS)の妊娠週によるリスクの程度

CRSのリスクは、妊娠週、風疹の症状、ウイルス量などで大きく異なり、報告により若干の差があるが

・妊娠4~6週ではほぼ100%で何らかのCRS症状が見られる。
・7~12週で80%
・13~16週で45~50%
・17~20週では6%に低下する

☆ということなので、妊娠中に風疹にかかったと分かっても、すぐ中絶を考えるのではなく、
まずは落ち着いてかかりつけの産婦人科医に電話で相談をするべきだと思われます。

何回も呼びかけが行われていますが、妊娠を望む夫婦、妊娠の可能性がある婦人はワクチンの接種をするべきとのこと。
ワクチン接種後、女性は2カ月の避妊が必要ですが、過去の臨床報告では、気づかずに妊娠していた場合に先天性風疹症候群を発症した例はないそうです。

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