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母から3歳児へ 世界初の新たな生体肺移植に成功 岡山大病院  [移植 再生 IPS細胞]

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母親の肺の中葉部分を3歳児へ移すという生体肺移植が岡山大病院で7月1日(2013年)世界で初めて行われ、開始から11時間後に無事終了したそうです。

手術の経過

手術担当

手術は大藤剛宏チーフを執刀医とするチーム30人が担当。

時系列7月1日
10:05 手術開始、母親の右肺の中葉を摘出し、体外保存に必要な処置を実施。

13:35 男児の右肺と取り換える手術を施行。

21:00 終了。約11時間の手術。

移植後

肺は順調に機能しており、男児は早ければ1カ月後に、母親は2週間後に退院の見通し。


世界初の新たな方法とは

肺の移植としては国内で最年少という小さな体なので、肺の中で最も小さな「中葉」と呼ばれる部分を移植したのが世界初の新たな方法です。

中葉を移植した背景
・子どもの脳死段階での臓器の提供が少ない。
・大人から提供される場合も、これまで使われてきた「下葉」と呼ばれる部分が幼い子どもには大きすぎて合わない。

中葉移植の問題点
・中葉 を使った生体肺移植はこれまでに成功の報告がない
・下葉とは形や血管の位置が異なるため、移植にはより高度な技術が求められる。

◆男児が肺移植に至った理由
男児は1年9カ月前に白血病治療で骨髄移植を受けたが、移植された細胞が患者の体を異物と認識して攻撃するGVHD(移植片対宿主病)を肺で発症し、呼吸機能が著しく低下。

酸素吸入で生命を維持する状態が続き、移植しか治療法はなかった(関西在住)。

これからの見通し
「中葉を使った移植は男の子1人を助けるにとどまらず、これまで助けることができなかった子どもたちに光が当たるという意義がある」と執刀した岡山大学病院の大藤剛宏医師は話しました。

☆良かったです。NHKニュースで、度々放送されていて気になっていました。
より多くの子供たちが助かるということは素晴らしいです。
お母さんも自分の体で自分の子供を救うことができたらこんなうれしいことはないでしょう。

(ソース:2013/7/01、02 山陽新聞、NHKオンライン)
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