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禁煙で逆に不健康になることもある!2型糖尿病の人は注意!原因は [糖尿病]

健康に良いと思って始めた禁煙で、かえって不健康になってしまう
こともこともあるそうなんです。びっくりですね。

どういうことなのでしょう。

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◆禁煙によって不健康になった例

1.英国の研究
英国の医学誌に発表された研究では、禁煙すると血糖値の状態が悪化する
という結果がでたそうです。

英国人の2型糖尿病患者1万692人(18歳以上)を対象に調査した結果で、
禁煙に成功した29%の患者は、禁煙後1年間でヘモグロビンA1c
(基準値5.6%未満)が喫煙者より0.21%高く、喫煙者と同等にに戻るまでに
3年かかったとのこと。なおこの結果は体重の変化とは無関係でした。

(英コベントリー大学健康・生活科学部のデボラ・ライセット氏らの研究)

2.日本の研究

福岡県筑紫野市にある「飯野内科」の飯野研三院長がやはり喫煙習慣がある
2型糖尿病患者25人に同様の研究をした結果

1年間禁煙に成功した15人はヘモグロビンA1cが7.2%から8.2%まで
悪化し、拡張時血圧も69㎜Hgから76㎜Hgに上昇したそうです。

その悪化状態は禁煙後1年間続き、英国の研究と同様に体重増加とは無関係
でしたが、禁煙前のBMI(肥満度)や中性脂肪とは関係が認められたとのこと。

つまり、メタボを合併する糖尿病患者=インスリン抵抗性が強い患者は、 禁煙後に血糖値が悪化しやすいことがわかったのです。

★ヘモグロビンA1c(HbA1c)とは
血液の中でブドウ糖とくっついているヘモグロビンのこと。
HbA1cの割合を調べると、過去1~2カ月間の血糖値の平均が分かる。
6.5%以上で糖尿病が疑われるとされる。

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◆禁煙後血糖値が上がる原因

ライセット氏は、禁煙後は甘い食べ物を好むようになることが原因と考えられると
述べています。

そういえば、私の父も長生きがしたいと、80歳頃に禁煙したのですが、禁煙後
口がさびしいと毎日アメをなめていましたね。

糖尿病患者ではなかったので健康が悪化することもなく、禁煙のおかげか寝たきり
にもならず元気で92歳の天寿を全うしました。


◆糖尿病患者も禁煙はした方が良い

一時的に血糖状態が悪化するとはいえ、糖尿病患者も注意しながら禁煙した方が
良いそうです。

禁煙した糖尿病患者や喫煙したことがない患者は、心筋梗塞などの心臓血管の病気
にかかる危険性が喫煙患者より約50%も低いことが分かっているからです。

飯野研三院長も2型糖尿病患者は血糖コントロールができるようになってから
禁煙するべきだと述べています。


◆まとめ

禁煙には多くの利点があるけれど、2型糖尿病患者は禁煙によって一時的に血糖値
が上がることがある。

それでも、血糖値コントロールができた状態で禁煙をした方が心臓病や脳卒中など
の血管の病気にかかる危険性が50%も減るので禁煙した方が良い。

禁煙後は甘いものを食べないように注意するのが良いということですね。

(ソース:生活習慣改善が逆効果になることも 日刊ゲンダイ 6月16日)

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