がんの診断が3分で簡単にできる方法開発!その仕組や原理について [技術開発]
ほんの一滴の血液の中で、がんに関連する物質が出す光によって、
がんがあるかどうかを3分以内に診断する方法が、開発されました。
これは世界で初めての快挙です。
※3分でがんがあるかないかが分かれば、がんの無い人は余計な検査を
しないで済みますから、時間と医療費がおおいに節約できますね。
◆開発者
神戸市中央区の医療機器会社「マイテック」と昭和大学江東豊洲病院(
東京都)などのグループによる共同開発です。
◆従来の問題点
1.初期のがんは小さいため画像検査で発見するのが困難であった。
2.血液検査でがんになると増える物質を調べる方法は従来からあったが
初期は見つかりにくかった。
◆研究の経過
1.2013年10月にはすでにマイテックが開発した特殊な金属チップに血液
を付着させ、がんが免疫に攻撃されたときに溶け出る「ヌクレオソーム」
という物質を集め、レーザーを当てて検出した量でがんを診断することに
成功していました。
※特殊な金属チップとはバイオチップといって、がん関連物質を吸着する
ものです。
※血液中に浮遊するDNA(遺伝子)が+(プラス)の電荷(電気)を持って
いるのでこの金属チップは-(マイナス)の電荷を持たせているのでは
ないかと思われます。
2013年10月7日の段階で、1枚のチップで
「胃がん、 大腸 すい臓がん 肝臓がん、食道胆」等の判定が7分で
できていました。
「マイテックと昭和大学の研究チームが、血液1滴から7分でがんを診断する
新技術を開発」の詳細はこちら>>>http://sers-mytech.main.jp/pdf/1.pdf
2.今回はその後、もっと簡単にできる方法を模索した結果。
がん患者と良性腫瘍の患者を20人集めて、全員の血液をこの金属チップ
(バイオチップ)に付着させ、紫外線などを当てて蛍光顕微鏡で観察しました。
するとヌクレオソームが多量にあるがん患者の血液は発光したのですが、
良性腫瘍の患者では発光しないことを発見しました。
しかも、20人全員のがんの有無を正確に判別できたのです。
ヌクレオソームは初期のがんでも検出できることもわかりました。
※レーザーで調べたときは発光せず、紫外線で発光できたのは
レーザーの波長が単一であるのに対して紫外線の波長は複数あるから
だと考えられます。
◆今後の見通し
今回は膵(すい)臓がんと胃がん、大腸がんの3種類で発光が確認された
とのことです。
※光の波長を変えれば他のがんの発光も発見できると思われますので
更なる研究が期待されます。
ヌクレオソームは血液以外の体液にも含まれるので、「たんや尿から、
肺がんやぼうこうがんの有無を判断する研究も進めたい。
人工多能性幹細胞(iPS細胞)ががん化していないかどうかの検査にも
活用したいとマイテック技術担当の長谷川裕起さん(28)。
※血液と尿、たんの検査で、ほとんどすべてのがんと進行度がわかるよう
になる日が待ち遠しいですね。
離島の人でも画像を送れば判定できるので、都会と地方の医療格差も解消
できると昭和大学江東豊洲病院消化器センターの伊藤寛晃講師は話ます。
◆まとめ
血液一滴と尿、たん、などで3分以内にがんを診断できる時代が来るようです。
血液に関しては一年以内の臨床応用を目指しているとのことですから、
大いに期待できそうです。
これができるようになればがんが無い人が無駄な検査をしなくてもよくなる
でしょう。
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がんがあるかどうかを3分以内に診断する方法が、開発されました。
これは世界で初めての快挙です。
※3分でがんがあるかないかが分かれば、がんの無い人は余計な検査を
しないで済みますから、時間と医療費がおおいに節約できますね。
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◆開発者
神戸市中央区の医療機器会社「マイテック」と昭和大学江東豊洲病院(
東京都)などのグループによる共同開発です。
◆従来の問題点
1.初期のがんは小さいため画像検査で発見するのが困難であった。
2.血液検査でがんになると増える物質を調べる方法は従来からあったが
初期は見つかりにくかった。
◆研究の経過
1.2013年10月にはすでにマイテックが開発した特殊な金属チップに血液
を付着させ、がんが免疫に攻撃されたときに溶け出る「ヌクレオソーム」
という物質を集め、レーザーを当てて検出した量でがんを診断することに
成功していました。
※特殊な金属チップとはバイオチップといって、がん関連物質を吸着する
ものです。
※血液中に浮遊するDNA(遺伝子)が+(プラス)の電荷(電気)を持って
いるのでこの金属チップは-(マイナス)の電荷を持たせているのでは
ないかと思われます。
2013年10月7日の段階で、1枚のチップで
「胃がん、 大腸 すい臓がん 肝臓がん、食道胆」等の判定が7分で
できていました。
「マイテックと昭和大学の研究チームが、血液1滴から7分でがんを診断する
新技術を開発」の詳細はこちら>>>http://sers-mytech.main.jp/pdf/1.pdf
2.今回はその後、もっと簡単にできる方法を模索した結果。
がん患者と良性腫瘍の患者を20人集めて、全員の血液をこの金属チップ
(バイオチップ)に付着させ、紫外線などを当てて蛍光顕微鏡で観察しました。
するとヌクレオソームが多量にあるがん患者の血液は発光したのですが、
良性腫瘍の患者では発光しないことを発見しました。
しかも、20人全員のがんの有無を正確に判別できたのです。
ヌクレオソームは初期のがんでも検出できることもわかりました。
※レーザーで調べたときは発光せず、紫外線で発光できたのは
レーザーの波長が単一であるのに対して紫外線の波長は複数あるから
だと考えられます。
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◆今後の見通し
今回は膵(すい)臓がんと胃がん、大腸がんの3種類で発光が確認された
とのことです。
※光の波長を変えれば他のがんの発光も発見できると思われますので
更なる研究が期待されます。
ヌクレオソームは血液以外の体液にも含まれるので、「たんや尿から、
肺がんやぼうこうがんの有無を判断する研究も進めたい。
人工多能性幹細胞(iPS細胞)ががん化していないかどうかの検査にも
活用したいとマイテック技術担当の長谷川裕起さん(28)。
※血液と尿、たんの検査で、ほとんどすべてのがんと進行度がわかるよう
になる日が待ち遠しいですね。
離島の人でも画像を送れば判定できるので、都会と地方の医療格差も解消
できると昭和大学江東豊洲病院消化器センターの伊藤寛晃講師は話ます。
◆まとめ
血液一滴と尿、たん、などで3分以内にがんを診断できる時代が来るようです。
血液に関しては一年以内の臨床応用を目指しているとのことですから、
大いに期待できそうです。
これができるようになればがんが無い人が無駄な検査をしなくてもよくなる
でしょう。
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