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冷凍食品に混入した農薬マラチオンの毒性は本当に大丈夫か? [薬物関連]

冷凍食品に農薬マラチオンが混入した事件について、マラチオンの毒性は低いからそれほど心配はいらないというニュースが多いのが気になりました。

マルハニチロホールディングスの小会社アクリフーズの群馬工場で生産された冷凍食品に農薬マラチオンが混入した事件が毎日のように報道されていますが、マラチオンの毒性は低いということばかり書かれているのが気になり調べてみました。

農薬マラチオンとは

・農薬マラチオンは「マラソン」とも言われる有機リン系の殺虫剤の一種。
・アメリカン・サイアナミッド社(後にワイス (企業)が買収)が開発し、日本では1953年2月7日に農薬登録を受けた。

・1953年以後、日本ではダニやアブラムシなどの害虫を駆除するために使用され始めた。

・見た目は黄色っぽい色をしており水に溶けにくく、熱で分解しやすい。酸やアルカリで加水分解される。


農薬マラチオンの危険性

・一日摂取許容量は体重1kgあたり0.02mg。
・摂取した場合には、倦怠感、頭痛、吐き気、多量発汗、視力減衰、縮瞳など有機リン剤に共通な中毒症状がみられる。
・大量に摂取した場合、身体のしびれやまひが出てくる。最悪の場合、死に至る可能性もある。

・可燃性(引火点163℃)であり、燃焼によりリン酸化物・硫黄酸化物を含む有毒ガスを生じる。
・水生生物に対する毒性が強く、ミツバチなどにも影響を及ぼす。
・鉄など一部の金属や、一部のプラスチック・ゴムを浸食する。

毒性発現

マラチオンは昆虫では体内で代謝されることによって毒性を発現するが、哺乳類ではカルボキシエステラーゼにより分解されて不活化されるために毒性が低い。
(以上、ウィキペディアやニュースより)

★農薬マラチオンについて、マルハニチロは毒性の発生レベルを「子供(体重20キロ)でもコロッケ(22グラム)を一度に60個食べないと発症しない」としている。
ではなぜ一日摂取許容量は体重1kgあたり0.02mgと決められたのでしょう。

今回の事件では、許容量の150万倍もの農薬が検出されたというのにどうして心配ないといえるのか不思議です。
これほどの濃度の実験はできないですからね。

ただ、実際に口にした人はニオイがして大量には食べられなかったようですから、安全と言えるのかもしれません。
いずれにしても、今後注意して見守る必要があると思われます。

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