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たばこを吸わない肺がん患者に特徴的DNA発見   [がん腫瘍関連]

たばこを吸わない肺がん患者に特徴的なDNAの塩基配列があることが、発見されました。
発見者
浜松医科大(浜松市東区)の腫瘍病理学講座の華表友暁(かひょう・ともあき)助教と椙村春彦教授らは29日(2013年10月)までに、
英国・オックスフォード大出版部の雑誌「カルシノジェネシス」オンライン版に発表。

発見までの経緯
1.遺伝的要因に着目

肺腺がんは、肺がんの中でも非喫煙者の割合が比較的高く、日本を含む東アジア諸国に患者が多いという特徴があります。
そのため、その原因は世界の多くの研究者が関心を持ち、遺伝的要因も疑われていました。

華表助教らはこれに着目し、肺腺がん患者と健康な人で、塩基配列に違いがあるかどうかを調べました。

2.非喫煙女性を被験者に調査

浜松地域(同大付属病院、聖隷三方原病院、磐田市立総合病院)と愛知県(県立がんセンター)で60歳以上の非喫煙女性に被験者を募って採血し、
遺伝情報を分析。

3.調査結果

肺腺がん患者は健康な人より、DNA配列の中に、「ある特定の約千個の塩基からなる配列」がある頻度が約2倍多かったのです。
この結果から、この配列を持つ人が肺腺がんにかかるリスクが2倍になると推定されるのです。

今後の身通し
「ほかにも関連する遺伝子が分かれば、さらに高い確率でリスクが分かる」と華表助教。
こうした情報が、病気の早期発見、治療につながるとしてさらに研究を深める方針とのこと。

(ソース:2013/10/29 【静岡新聞】)

☆たばこを吸うというがんの一つの原因は除去して、肺腺がんになる原因を追究したということですね。
たばこを吸わなくても肺腺がんになる人は、DNA配列が健康な人とは異なっていることが多いということです。
遺伝子を調べれば、自分が肺腺がんになりやすいかどうか分かるのでしょう。色々な病気が遺伝子診断で分かる時代がすぐ来そうな感じです。

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