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難病「HAM」発症メカニズム解明  [難病]

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脊髄(せきずい)に慢性の炎症が起こり、歩行困難などになる難病「HTLV-1関連脊髄症(HAM)」の発症は、患者の髄液で特定のたんぱく質が増えるためだということが解明されました。

解明者

聖マリアンナ医科大の山野嘉久准教授(神経免疫学)らのグループが解明し、英医学誌「ブレイン」に掲載。

成果

発症の原因となるウイルスの感染者は、九州や近畿、首都圏を中心に、全国で推定108万人とされ、新たな治療薬の開発につながる成果として期待される。

HAMの感染と発症
HAMは、母乳や精液を通して白血病ウイルス「HTLV-1」が免疫細胞に感染、発症する。
感染者400人に1人の割合でHAMを発症するとされ、患者は全国で推定約3000人。

研究経過

山野准教授らは、患者の髄液で、「CXCL10」というたんぱく質の濃度が、健康な人の100倍以上になっている点に注目。CXCL10は、免疫細胞を引き寄せて炎症を起こすことが分かっていた。

山野准教授は、患者の脊髄内部の異常でCXCL10が大量に作られ、ウイルスに感染した免疫細胞を脊髄に引き寄せ、炎症を慢性化させていることを突き止めた。

また、患者21人の血液に、CXCL10の反応を邪魔する物質を投与したところ、脊髄へ引き寄せられる免疫細胞の数が減り、炎症の慢性化を抑えることにも成功した。

☆CXCL10の反応を邪魔する物質を治療薬にすれば、HAM炎症の慢性化を抑えることができるってことですね。先が見えてきました。

(ソース:毎日新聞 9月24日(火)15時1分配信)
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