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カネボウ化粧品による 白斑の治療法 日本皮膚科学学会  [化粧品関連]

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カネボウの美白化粧品被害で、肌がまだらに白くなる「白斑」の現段階での治療方法が、日本皮膚科学学会から公表されました。


◆白斑の原因や治療方法の調査・研究機関

日本皮膚科学会が組織した特別委員会(委員長・松永佳世子藤田保健衛生大教授)が中心となって進められており、
その関連情報は同学会のウェブサイト(http://www.dermatol.or.jp/)に掲載され、発症者らを対象とした資料
「患者さんの質問にお答えします」が更新されている。

◆白斑の発症場所(カネボウ発表)

白斑を発症した人は2013年9月1日現在で9959人、その内8580人に聞き取り調査をしたところ、
発症部位の最多は首で約4割にあたる3515人、顔全体は1365人と比較的少なかった。

発症時期は春から夏に多い。
夏坂真澄カネボウ社長は9月11日の記者会見で、私見として「日光との関係を疑っている。
顔は日焼け止めを塗るので少ないのではないか」と説明した。

☆春から夏に発症が多いのと、顔の発症が少ないのは、確かに日光が関係しているように思えますね。
顔には日焼け止めをぬりますが、首にまで塗る人は少ないと思いますから。


◆特別委員会の中間報告

ロドデノール入り化粧品使用者のうち、白斑の発症者は約2%。
化粧水と乳液など複数のロドデノール入り製品を重ね塗りしているケースが多い。
白斑発症のメカニズムは分かっていないが、「原因はロドデノールと考えていい」と松永委員長は発表。

◇時間の経過とともに改善傾向

ロドデノール入り化粧品の使用をやめると白斑症状が改善することが分かってきている。
発症者400人に使用中止から回復し始めるまでの期間を聞いたところ、235人が「3カ月まで」に、
121人が「4~6カ月まで」に回復し始めたことが分かった。

ロドデノール入り化粧品の使用をやめると、白斑のまわりが黒くなり、かえって目立つケースも同学会に報告されている。
白斑の部分に色素が戻ってきている途中の状態とされ、同特別委メンバーの錦織千佳子神戸大医学部教授は
「時間がたてば周囲と同じ色に落ち着くと考えていい」としている。

また、同特別委は「1~2年かけて症状を見ていくことが必要だ」としている。

☆時間と共に改善されるのは良かったですね。希望がありますから。


◆有効だと思われる軟こうは

タクロリムス軟こう:アトピー性皮膚炎の治療薬としてよく使われる軟こう。この軟膏を白斑につけると早く改善
するケースが報告されている。市販薬ではないので医師の処方が必要。

ステロイド外用薬:かゆみや赤みには効くが、白斑の改善は不明。レーザー治療も効果は不明。

◆他者の製品でも白斑症状が報告されているが、因果関係は調査中。
同特別委は「白斑が出た場合は自分で判断しないで皮膚科専門医に相談してほしい」と呼びかけているとのこと。

☆白斑の発症率が2%とは意外に少ないですが、その2%に入った人には大問題ですから、早く良い治療方法が
見つかることをお祈りします。

(ソース:毎日新聞 9月21日(土)配信 <カネボウ「白斑」問題>治療法研究 時間と共に改善の可能性)

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