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末期がん激痛の原因は 脊髄たんぱく質の増加 [がん腫瘍関連]

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末期がんなどの際に神経が傷ついて起きる「神経障害性疼痛とうつう」という激痛の原因は
脊髄で「CCL―1」というたんぱく質が増えるのが原因だということがマウスの実験で分かったそうです。

突き止めたのは

福岡大学の高野行夫教授(薬理学)らの研究グループで、2013年6月21日、英科学誌電子版に発表したとのこと。

実験方法と結果

・マウスの座骨神経を縛って激痛を再現したところ、脊髄のCCL―1が通常の2倍に増加した。
・また、正常なマウスの脊髄にCCL―1を注射すると、通常は激痛を感じた時に示す動作を、少しの刺激でも見せるようになった。

・一方、CCL―1の働きを妨げる物質をあらかじめ注射しておくと、激痛を感じなくなる予防効果があることも確認した。

☆CCL―1というタンパク質は、激痛によって倍増し、そのことによって、さらに激痛を感じやすくなるということです。
ようするにCCL―1というタンパク質が増加しな薬、またはCCL―1の働きを妨げる薬を開発すれば良いわけですね。

今後の見通し

この研究は、神経障害性疼痛にはモルヒネなどの鎮痛剤が効きにくいが、新たな治療法につながると期待されているそうです。

☆実験で、CCL―1の働きを妨げる物質をあらかじめ注射しておくと、激痛を感じなくなる予防効果があることを確認したといいますから、
もうその薬の一つはあるのです。CCL―1の働きを妨げる薬はすぐできそうですよね。

あとはCCL―1というタンパク質が増加しない薬を開発すれば、どれほど多くの人々が、末期がんの激痛から救われることでしょう。
がんで恐ろしいのは、激痛なのですから。

(ソース:2013年6月22日07時56分 読売新聞)
 
 
 


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