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心の病増える 労災認定数 過去最高 [法律 福祉関連]

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仕事上のストレスで、うつ病などの精神疾患を発症し、労災認定された人が2012年度は475人と前年度より46%増え、
3年連続で過去最多を更新したことが、2013年6月21日、厚生労働省より発表されました。

厚生労働省は精神疾患の労災認定基準を2011年12月に改め、労災に当たる事例を明確にしたことが影響したと言っています。

☆たしかにそれは影響したと思われますが、それだけでしょうか。
2007年ごろから全体的に心の病の申請数はうなぎ上りなのに、認定数はそれに比例していませんでしたので、ようやく追いついた気がします。
 
◆厚労省の新基準

従来の基準は、抽象的な内容が多く、担当者の裁量の余地が大きかったので

・「発症直前の3カ月間に月当たり100時間以上の残業」
・「上司による人格や人間性を否定する執拗(しつよう)な言動」
・「胸や腰などへの身体接触を含む継続的なセクハラ」

といった理由で精神疾患に陥った場合は、労災認定すると具体的に明確化したのです。

◆ 認定された人の発症原因

・「仕事内容・量の大きな変化」が59人(前年度52人)
・「嫌がらせ、いじめ、暴行」が55人(同40人)
・「上司とのトラブル」は35人(同16人)
・「セクハラ」は24人(同6人)でした

◆認定された人の年齢別

・30代が149人で最多
・40代146人
・20代103人

◆認定された人のうち自殺者・未遂者

自殺者・未遂者は93人と、2007年度の81人を超えて過去最多でした。

☆不景気が続いたせいか、サービス残業などの長時間労働、名ばかり店長などの理不尽な処遇で
若者が身体をこわしたり、自殺するケースが増えているようです。

私が働き始めたころは、バブルがはじける前の好景気時代で人手不足のため、社員はとても大切にされました。
労働組合も強くて、毎年給料がひと月当たり1万円ずつ昇給したのものです。  

それに比べると、過労社会でつぶされていくと言われる、今の若者が気の毒でなりません。
もっと労災申請をして、労災認定をしてもらうべきではないでしょうか。
 
 
 

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