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アルツハイマー病患者の脳、糖尿病と同じ状態に [脳の病気]

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アルツハイマー病患者の脳内で、糖の代謝などに関係する複数の遺伝子の量が少なく、糖尿病と同じ状態になることがわかりました。

九州大学生体防御医学研究所が2013年5月7日に発表したもので、中別府雄作教授(脳ゲノム機能学)は
「アルツハイマー病の病態変化の一過程が分かった。脳内での健全な糖代謝やエネルギー代謝の維持が予防や治療で大事になる」と話しています。
アルツハイマー病がわかる本 / 植木彰 〔単行本〕
この発見のきっかけ
九大が福岡県久山町で実施している疫学調査「久山町研究」で、糖尿病患者にアルツハイマー病の発症率が高い点に注目したのです。

2008年12月~2011年2月の間に、亡くなったアルツハイマー病患者26人を含む88人の脳を調べ、約40人の遺伝子解析に成功したのです。

中でも、短期的な記憶をつかさどる「海馬」で、アルツハイマー病患者は健常者に比べ、糖代謝を制御する遺伝子や、血糖値を調節するインスリンを作る遺伝子が減っていることが分かったそうです。
☆だから記憶力が悪くなるのですね。

マウスの実験

さらに、アルツハイマー病モデルのマウスを作製し調べた結果、ヒト同様にインスリンを作るのに必要な遺伝子が激減していたとのこと。

☆ 普通の実験はマウスが先で、それから人間だと思うのですが、この発見はまず人間の脳を調べてから
マウスで確認したというのが面白いです。

これでまたアルツハイマー病の研究が進むことが期待できますね。
アルツハイマー病にならない!

アルツハイマー病にならない!

(ソース:アルツハイマー病患者の脳、糖尿病と同じ状態に 九大毎日新聞 5月7日(火)20時43分配信 )
 

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