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腸炎ビブリオ菌 炎症を抑える働き [感染症]

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腸炎ビブリオ菌は悪者だとばかり思っていましたが、最近、腸炎ビブリオには、炎症性物質の産生を妨げる働きがあり、炎症を伴う潰瘍性大腸炎やクローン病、リウマチなどの疾患の予防や治療法の開発が期待できることが解明されたそうです。

腸炎ビブリオ菌は、貝などに付着していて、生で食べると人に感染します。
この菌は人の腸管内で増殖し、下痢や腸管出血などを引き起こすのです。

菌に感染すると、これを察知した人体の免疫が活性化して炎症性物質を産生して菌を排除しようとします。
菌の排除のために活性化するのがプロテアーゼ(ペプチド結合加水分解酵素)の「カスパーゼ―1」なのですが、腸炎ビブリオが、カスパーゼ―1の活性化を抑制する別の菌を出していることが突き止められたのです

このメカニズムを解明したのは琉球大大学院医学研究科細菌学講座の鈴木敏彦教授と比嘉直美技術専門職員、阪大微生物病研究所、愛媛大医学系研究科の共同研究グループです。

研究グループは、「免疫機構を妨げる機構が分かったことで、菌の感染メカニズムの解明への寄与や、ワクチン開発などの予防、治療手段への応用にもつながる可能性がある」としています。

☆悪者も使いようという現象が最近よくあるように思います。自然界は面白いですね。

出典:腸炎ビブリオの免疫回避機構を解明-琉球大、リウマチなどの治療法に道
医療介護CBニュース 2月14日(木)11時53分配信

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