少量の血液で13種類のがんを早期発見し進行状況も検出する新手法 [技術開発]
少量の血液検査で早期にがんの診断ができる新手法の研究開発が
始まるそうです(国立がんセンター発表2014年8月18日)。
この検査法のメリットは
①検査される人の身体的負担が少ない。
②13種類ものがんが一度に、正確に早く発見できる。
③費用が安くできる。
ということです。わずか0.7ccの血液で13種類のがんの健診が
できるなんて夢のようですね。
◆新検査法の原理
がんになると、体内で「マイクロRNA」という物質の種類や量が変化することを利用するもの。
マイクロRNAは、遺伝子の機能を調節する非常に小さい物質。
近年、がんの種類によって、特定のマイクロRNAが多く検出される
ことが分かってきたそうです。
この物質は血液中で一定期間分解されないため、検査に利用できる
可能性が高いとのこと。
いままで「マイクロRNA」は血液中に2578種類もあり、遺伝子の
ゴミと考えられていましたが、貴重な情報源であることが分かった
のだそうです。
がんによってできる「マイクロRNA」の番号を調べれば、どのがん
が発症したか、ステージはどれくらいかが分かるのだとか。
◆これからの研究
原理は分かっているけれど、どのがんがどの「マイクロRNA」を
産生するかのデータを多く集めて、より正確な基準を作ること。
1種類のがんに対して5000人分のデータを集める、つまり13種類のがん
では6万5000人分の血液を解析して、かんとマイクロRNAとの関連を
調べることになります。
◆腫瘍マーカーとの違いは?
「腫瘍マーカー」はがんになると増えやすいたんぱく質などを調べる
という検査で、がんの早期から検出できるとは限らず、がんでない
患者も陽性となるなど問題がある検査法です。
◆研究の対象になるがん13種類は
胃がん、食道がん、肺がん、肝臓がん、胆道がん、腎臓がん、大腸がん
卵巣がん、前立腺がん、膀胱がん、乳がん、肉腫 、神経膠腫(脳腫瘍の一種)
◆現在の段階
乳がんでは特定のマイクロRNAを調べると9割以上の正確さでがんを
判定できるという少人数での研究成果がでているので、まずは乳がんの
検査法の開発を目指すと、国立がんセンターの落谷おちや孝広・分子細胞
治療研究分野長は話しています。
◆目標
研究期間は5年。検査費用は2万円以内とのこと。
◆参加する研究機関
国立がん研究センター
経済産業省所管の独立行政法人「新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)」、
東レなどの企業や研究機関
なんだかはっきりしませんね。
◆感想
とても簡単に安く13種類ものがんの検査ができるようになるようで
楽しみです。現在2人に1人ががんで死亡するというほどがんで亡くなる人
が多いのですから、この方法でがんが早期発見できたら、がんで死亡する
人がかなり減るのではないかと期待します。
関連記事>>少量の血液で13種類のがんを早期発見し進行状況も検出する新手法
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この検査法のメリットは
①検査される人の身体的負担が少ない。
②13種類ものがんが一度に、正確に早く発見できる。
③費用が安くできる。
ということです。わずか0.7ccの血液で13種類のがんの健診が
できるなんて夢のようですね。
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◆新検査法の原理
がんになると、体内で「マイクロRNA」という物質の種類や量が変化することを利用するもの。
マイクロRNAは、遺伝子の機能を調節する非常に小さい物質。
近年、がんの種類によって、特定のマイクロRNAが多く検出される
ことが分かってきたそうです。
この物質は血液中で一定期間分解されないため、検査に利用できる
可能性が高いとのこと。
いままで「マイクロRNA」は血液中に2578種類もあり、遺伝子の
ゴミと考えられていましたが、貴重な情報源であることが分かった
のだそうです。
がんによってできる「マイクロRNA」の番号を調べれば、どのがん
が発症したか、ステージはどれくらいかが分かるのだとか。
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◆これからの研究
原理は分かっているけれど、どのがんがどの「マイクロRNA」を
産生するかのデータを多く集めて、より正確な基準を作ること。
1種類のがんに対して5000人分のデータを集める、つまり13種類のがん
では6万5000人分の血液を解析して、かんとマイクロRNAとの関連を
調べることになります。
◆腫瘍マーカーとの違いは?
「腫瘍マーカー」はがんになると増えやすいたんぱく質などを調べる
という検査で、がんの早期から検出できるとは限らず、がんでない
患者も陽性となるなど問題がある検査法です。
◆研究の対象になるがん13種類は
胃がん、食道がん、肺がん、肝臓がん、胆道がん、腎臓がん、大腸がん
卵巣がん、前立腺がん、膀胱がん、乳がん、肉腫 、神経膠腫(脳腫瘍の一種)
◆現在の段階
乳がんでは特定のマイクロRNAを調べると9割以上の正確さでがんを
判定できるという少人数での研究成果がでているので、まずは乳がんの
検査法の開発を目指すと、国立がんセンターの落谷おちや孝広・分子細胞
治療研究分野長は話しています。
◆目標
研究期間は5年。検査費用は2万円以内とのこと。
◆参加する研究機関
国立がん研究センター
経済産業省所管の独立行政法人「新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)」、
東レなどの企業や研究機関
なんだかはっきりしませんね。
◆感想
とても簡単に安く13種類ものがんの検査ができるようになるようで
楽しみです。現在2人に1人ががんで死亡するというほどがんで亡くなる人
が多いのですから、この方法でがんが早期発見できたら、がんで死亡する
人がかなり減るのではないかと期待します。
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