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若年性認知症リスクは10代から  世界アルツハイマーデーに寄せて [脳の病気]

アルツハイマー病や認知症は、高齢者の病気と思いがちですが、今、65歳未満で発症する「若年性認知症」が注目されています。

若年性認知症の現状

2009年の厚生労働省調査によれば、国内の若年性認知症患者数は約3万8000人、推定発症年齢平均は、51歳前後。

若年性認知症に関する一般の認識は低く、ケアもまだまだ不十分。
これは世界各国共通の課題で、発症リスクや予防策を探るさまざまな取り組みが行われている。

若年性認知症の発症リスクは10代から
若年性認知症の発症リスクはすでに10代から蓄積されているらしい、という衝撃的な報告が、スウェーデンから「JAMA内科学」に掲載された。

研究方法
同研究は1969~72年に徴兵された(平均年齢18歳)約49万人の男性を対象に行われた。

研究結果
これまで若年性認知症は遺伝性の疾患と思われてきたが、今回の研究で遺伝子変異以外の発症リスクが判明。

対象者約49万人のうち、若年性認知症を発症したのは487人で、発症年齢の中央値は54歳。

◇遺伝子変異以外の発症リスク
・アルコール依存症(危険率4.82)
・脳卒中歴(危険率2.96)
・抗精神薬の服用(危険率2.75)
・うつ病(危険率1.89)
などが強く関連した。

このほか
徴兵当時、つまり18歳以降の薬物依存症や低認知機能、低身長、高血圧もリスク因子。

リスク因子を2つ以上持ち、なおかつ認知機能が低かった場合は、若年性認知症の発症率が20倍にも膨れ上がっている。

加齢性の認知症にも当てはまるリスク因子
アルコール依存や脳卒中の既往、うつ症状、高血圧が典型で、肥満や高血糖が加われば発症率は上昇する。

研究者のお勧め
研究者は「リスク因子のほとんどは青年時代に端を発しているが、修正できるものも多い。早いうちから予防すること」を勧めている。

もし10代のころから引きずっているリスク因子があるなら、すぐに修正を心がけよう。修正できない「加齢」という最大のリスク因子を増長させる必要はないと。

☆あなたの若年性認知症リスクはなんですか。一度よく考えて修正するといいですね。

(ソース:9月21日は「世界アルツハイマーデー」あなたの若年性認知症リスクは?ダイヤモンド・オンライン 9月30日)
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