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アレルギー疾患の新たな治療法開発 [アレルギー 免疫関連]

アレルギー疾患の新たな治療法の開発が期待される白血球の仕組みがマウスの実験で発見されました。

アレルギーを悪化させる「火付け役」と考えられていた白血球が、逆に炎症を抑制する「火消し役」に変わる仕組みがあったのです。

東京医科歯科大の烏山(からすやま)一教授(免疫アレルギー学)のチームがマウスの実験で発見したと発表。2013年2月21日付の米科学誌イミュニティ(電子版)に掲載されました。

実験
慢性アレルギー炎症を起こしたマウスの耳の細胞で、さまざまな種類の白血球の動きを調べた結果、細胞内で炎症を起こす白血球の「炎症性単球」が別の白血球の指令を受けて、アレルギー物質を取り込んで壊す「火消し役」(2型マクロファージ)」に変わっていることが判明しました。

アレルギーは、有害ではない花粉などを敵だと思い、白血球などの免疫反応が過剰になって炎症が起こる現象です。
しかし、アレルギー性炎症を抑制・終了させる仕組みは十分解明されておらず、治療の大半は対症療法となっている現状なのです。

今回の成果である「アレルギー性炎症を悪化させる細胞(炎症性単球)」を「アレルギー性炎症を抑える細胞
(2型マクロファージ)」に変換するメカニズムと2型マクロファージによる炎症抑制に関わる分子群を探索する
ことで、

アレルギーに対する新たな治療標的の発見、や新たなタイプの治療法の開発につながることが期待されます。

★自然界の仕組みの複雑さに驚嘆します。

出典:Yahooニュース <アレルギー>炎症「火付け役」の白血球、実は「火消し役」
毎日新聞 2月22日(金)9時51分配信 他

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