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高齢入院患者の生活不活発病(廃用症候群)88%は低栄養 [栄養]

入院中に生活不活発病(廃用症候群)となった65歳以上の169人に対する調査で、88%にあたる148人が低栄養で残りの21人は低栄養のリスクがあり、栄養状態に問題がない人はいないことが分かったそうです。
調査施設
横浜市立大附属市民総合医療センターリハビリテーション科助教の若林秀隆氏ら研究グループ。

調査のテーマ
入院中に起きた廃用症候群と栄養状態の関連性を調べた前向きコホート研究。

発表
リハ分野の学術誌「Journal of Rehabilitation Medicine」への掲載が決まっており、同誌のウェブサイトで概要が公開されている。

☆生活不活発病(廃用症候群)の原因は低栄養ということでしょうか。
昨日のニュースでも、高齢者に栄養失調が増加しているので、75歳を過ぎたら肉を食べましょうと呼びかけていました。
今までは、脂肪が多い肉は控えましょうと言われていたのに。どうなっているのでしょう。

(ソース:高齢入院患者の廃用症候群、88%は低栄養-栄養状態「良好」はなし、横浜市大が調査 医療介護CBニュース 11月13日)

生活不活発病(廃用症候群)とは
震災など環境の変化を機に日々の生活が不活発になった状態が続き、全身の機能が低下すること。
足の筋肉が弱って歩きにくくなるだけではなく心肺機能が衰えて疲れやすくなったり、精神面でもうつ状態になったりする。
例えば、自宅なら伝い歩きもできたが、避難所は広くて体を支える家具や手すりがないこともあり、あまり歩かなくなっている。
高齢になればなるほど危険性は高く、在宅でも1カ月ぐらいで歩行障害が出るとのデータもある。
( 2011-04-27 朝日新聞 朝刊 朝日新聞掲載「キーワード」の解説.)


★コホート前向き研究とは(コトバンクより)

あるコホート(同じ外的条件におかれた集団)について一定期間他のコホートと比較研究すること.

では、前向きコホート研究と後ろ向きコホート研究はどういう意味なのでしょう。調べてみました。

前向きコホート研究と後ろ向きコホート研究

前向きコホート研究では、 対象者の曝露要因を研究者が調べるところから研究が始まりますが、

後ろ向きコホート研究では、すでに曝露が起こってしまった後で、 研究者が事後的に(後ろ向きに)その状況を調べ、
さらにそこから、その集団を追跡調査することで、 疾病の発生を確認します。

事故によって高濃度の化学物質や放射線などにさらされた産業労働者の曝露状況を事後的に調べ、
その集団の癌発生率との関連性を見る場合などに用いられる方法です。

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