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 国立がんセンター セレウス菌 院内感染 13人 2人死亡 [感染症]

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入院中のがん患者13人がセレウス菌に院内感染し、うち2人が死亡したことを、国立がん研究センター中央病院(東京都中央区)
は2013年8月22日発表。

がん研究センターによると、13人のうち、最初にセレウス菌が検出されたのは6月中旬。発熱などの症状がみられた。
13人は、全員が同じ病棟ではない。

一般的に、がんの治療で抗がん剤などを使うと、抵抗力が落ち、感染症にもかかりやすくなる。病院は感染経路などを調査中。
感染と死亡とに因果関係があるかも、調査中。すでに回復した人もいるが、一部の人は抗生物質で治療を続けているとのこと。

(ソース:セレウス菌13人感染うち2人死亡 国立がんセンター 朝日新聞デジタル 8月22日)

セレウス菌とは
土壌細菌のひとつで、土壌・水・ほこり等自然環境に広く分布し、農作物等を濃厚に汚染している。
食品中で増殖するとエンテロトキシンをはじめ、いくつかの異なる毒素を作るため、この菌による食中毒は、毒素の違いにより、
「下痢型」と「おう吐型」の2つのタイプに分類される。

日本では、「おう吐型」が殆どで、米飯、焼き飯、ピラフ、オムライス、スパゲティー等によるものが多く、全体の73%を
占めている。

また、食品中では芽胞を作って生存するため、熱に強く加熱してもなかなか死なない。
増殖する至適温度は28~355℃。

セレウス菌感染の症状など
毒素の違いにより、以下の2つのタイプに分類される。

                  下痢型              おう吐型


菌の増殖する部位       体内                食品中
潜伏期            8~16時間             1~5時間

主な症状           腹痛、下痢             吐き気、おう吐、腹痛   
           (ウェルシュ菌食中毒に似る。)       (黄色ブドウ球菌食中毒に似る。)

毒素   下痢毒素は、56℃/5分で毒力消失。  おう吐毒は、熱に強く126℃/90分でも生存、
                                注意必要
原因食品          弁当、プリン等            焼飯、焼きそば、スパゲッティ等


予防のポイント
1.一度に大量の米飯やめん類を調理し、作り置きしないこと。
2.穀類等が原料の食品は、調理後保温庫で保温するか、小分けして速やかに低温保存(10℃以下)すること。

(東京都福祉保健局ホームページより)

セレウス菌の殺菌は
熱湯はだめ、乾燥、日光、アルコールもだめ。
一番効果的に殺菌できるのは塩素系漂白剤。
キッチン・ハイターなど、商品名は様々だが、塩素系の中で、後ろの表示に「次亜塩素酸」が含まれているもの。

次亜塩素酸は家庭内の最強の消毒剤。布巾類を使い回しする時は、次亜塩素酸による消毒がお薦め。
一晩漬け置きする必要はなし。時間は5分程度でも濃度が高ければ効果がある。

次亜塩素酸は人体には使えないことと、金属を腐食する欠点がある。
包丁やナイフなど、金属類の消毒には使えないので気をつけること。(All Aboutより)

☆セレウス菌の食中毒などは体力の落ちた人だけでなくだれでも感染するようです。気を付けましょう。


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