SSブログ

HbA1cコントロール目標値改定-6月から施行 [糖尿病]

[医療ニュース] ブログ村キーワード

日本糖尿病学会(門脇孝理事長)は、糖尿病治療におけるHbA1c(ヘモグロビン エーワンシー)のコントロール目標を改定するそうです。

5つに分類されている現行の目標値は、分かりにくいため、最新の研究結果などを踏まえ、新たな目標値は、3区分を設定。6月1日から施行予定とのこと。

新たな目標値
(1)「血糖正常化を目指す際の目標」6.0%未満

(2)「合併症予防のための目標」7.0%未満

(3)「治療強化が困難な際の目標」8.0%未満

◆新たな目標値の説明

(1)は、「適切な食事療法や運動療法だけで達成可能な場合、または薬物療法中でも低血糖などの副作用なく
達成可能な場合」の目標とする。

(2)は、対応する血糖値の目安として、「空腹時血糖値130?/dl未満、食後2時間血糖値180?/dl未満」を併記。

(3)は「低血糖などの副作用、その他の理由で治療の強化が難しい場合」の目標となる。

新目標値については、同学会の年次学術集会(5月16-18日、熊本市)で、特別声明を発表する予定。
また、近く発刊する「科学的根拠に基づく糖尿病診療ガイドライン2013」と「糖尿病治療ガイド2012-2013(改訂版)」
(仮称)でも解説する。

◆現行の目標値

「優」6.2%未満、
「良」6.2-6.9%未満、
「可(不十分)」6.9-7.4%未満、
「可(不良)」7.4-8.4%未満、
「不可」8.4%以上―の5つの指標を設定。
また、それぞれに対応する空腹時血糖値と食後2時間血糖値も掲げている。

☆現行の目標値って、戦前の通知表みたいですね。数字も細かくて本当に分かりにくいです。

6.0、7.0、8.0とスッキリしたのは良いですが、最低目標が6.2から6.0になったのは、ちょっとだけ厳しくなった
ってことかな。食事療法や運動療法をちゃんとしないと、早めに薬漬けになるってことですね。

★ HbA1c(ヘモグロビン エーワンシー)とは

ヘモグロビンは、鉄を含む赤色の色素部分のヘムと、蛋白部分のグロビンで構成されて、赤血球の中に含まれ、肺で酸素と結合し、それを末梢組織へ運搬するという重要な働きをしています。
血液が赤い色をしているのは、このヘモグロビンの色からです。

HbA1cは、グロビンの種類がAで、グルコース(血糖)と結合して HbA1cになります。
このグルコースは、赤血球の寿命である120日間、ヘモグロビンと結合しているため、120日間の血糖の平均が分かるのです。

しかし、実際には測定直前の1~2か月間の血糖値が強く反映されるそうです。

(出典:Yahooニュース HbA1cコントロール目標値を改定へ-6月から施行、日本糖尿病学会 医療介護CBニュース 5月2日(木)13時33分配信)


関連記事>>糖尿病患者の血糖状態、治療目標値を簡素化

最近気になる医療ニューストップへ
ブログ元気元気へ
ダイエット方法を学ぶブログへ

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。